港湾技研資料

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各種防波堤フーチング部の光弾性実験及び有限要素法による応力解析

港湾技研資料 NO.0510 1985.03

執筆者清宮理,西澤英雄
所属構造部 (沈埋構造研究室)

要旨

 大水深域での海洋開発の進展に伴い、新しい構造型式の防
波堤ケーソンが、いくつか提案されている。これらの防波堤
ケーソンの構造設計に際し、従来の部材単位の設計では、安
全性の確保及び経済的な建設の観点から不十分な面がある。
すなわち、波浪、地震による大きな外力を受けた際の部材内
の応力性状、例えば応力集中等を適正に評価して構造設計を
行う必要がある。                   
 本資料では、光弾性装置を用いた室内実験及び有限要素法
による数値解析によって、新型式防波堤ケーソンのフーチン
グ部の応力性状を検討した結果について述べる。フーチング
部の形状により、フーチング部に生じる応力集中度を調べ、
通常フーチングに対する各種新型式のフーチングでの応力集
中度の低下の程度を示す。また有限要素法でフーチング部の
応力性状の解析を行う際の,適正な分割法,ズーミング手法
等に関する情報について述べる。            


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