港湾技研資料

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大水深施工検査・海底探査技術の開発(その2)−超音波水中監視装置の開発−

港湾技研資料 NO.0518 1985.03

執筆者木原純孝,白井一洋
所属機材部

要旨

 本報告は大水深施工検査・海底探査技術開発の一環として
、超音波を用いた水中監視装置を開発し、この装置を用いて
性能確認のための室内実験を行った結果をとりまとめたもの
である。                       
 港湾工事や海洋土木工事においては、施工の効率性、安全
性確保の見地から、その施工状況、出来上がり状況及び施工
環境を逐次監視しつつ遂行することが要求される。    
 そこで超音波ビームの送受波に凹面配置クロスアレイを用
いて分解能の向上を図るとともに受信系に遅延回路を設けた
電子セクター走査方式として受波ファンビームを掃引するこ
とによって広域の海中情報を収集でき、かつ受波出力を処理
し三次元映像化しうる水中監視装置を開発した。     
 この装置を用いて性能確認のための室内実験を行った結果
,所期の性能があることがわかり,実用化の可能性を得た。


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