港湾技研資料

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被覆工と電気防食との併用効果に関する実験

港湾技研資料 NO.0537 1985.12

執筆者阿部正美,横井聰之
所属構造部 (材料施工研究室)

要旨

 港湾鋼構造物の海中部への防食は電気防食が一般に適用さ
れている。電気防食の効率的な適用をはかる一つの方法とし
て、被防食体の干満帯を被覆した場合の実験を実施した。ま
た干満帯が常時、海水をあびるときの防食電流の低減効果に
ついても併せて実験を行った。実験の結果、以下のことがわ
かった。                       
(1)干満帯を被覆することにより防食電流の低減効果を期
  待できることが明らかとなった。被覆をした供試体の干
  満帯へ流入する防食電流は被覆をしない供試体の0.1
  〜2%と極めて小さかった。            
(2)干満帯が海水をあびる条件(常時)では防食電流の低
  減効果ならびに防食効果はあまり良くなった。    


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