港湾技研資料

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一般廃棄物の圧縮特性について−富山県、東京都の一般廃棄物調査例−

港湾技研資料 NO.0552 1986.06

執筆者寺師昌明,北詰昌樹
所属土質部 地盤改良研究室

要旨

 都市域より大量に発生する一般廃棄(都市ゴミ)は、山間
や海面に埋立処分され広大な空間を生みだし続けている。こ
の有効利用を計るためには、一般廃棄物の調査法の確立、特
性に関わるデータの蓄積が必要である。         
 本資料では、富山市不燃性廃棄物と東京都の腐食しやすい
有機物を大量に含んだ一般廃棄物の2種類を調査の対象とす
る。                         
 粗大きょう雑物を含み、不撹乱資料の採取も試験のための
成形も困難な廃棄物の圧密試験を実験を実施するに当たって
は、従来の試験方法をそのまま適用することはできない。直
径30?×高さ10?〜直径50?×高さ30?の供試体を
用いて一連の実験を実施し、富山、東京港15号地の廃棄物
の圧縮性を調べると共に,試験結果に与える粗大きょう雑物
除去の影響,供試体寸法の影響,締め固めによる初期充てん
密度の影響,荷重増加率の影響を検討し報告する。    


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