港湾技研資料

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海岸保全施設の維持管理手法

港湾技研資料 NO.0557 1986.06

執筆者安間清,石渡友夫
所属設計基準部

要旨

 現在の海岸保全施設の維持管理は、ある程度以上に施設の
変状が進行して施設の機能や安全面に支障が生じた段階で、
その場その場での修復工事を災害復旧として実施しているの
が実状である。しかしながら、今日のように公共施設の蓄積
が進み、建設後すでにかなりの年数を経過した施設の多い段
階では、このような維持管理ではやがて深刻な問題に直面す
る等の危惧が指摘されている。このような土木施設の維持管
理上の問題に対処するためには、施設の健全度を定期的に把
握し、その機能を良好に保つために必要な対処を効率的に講
じてゆくことが必要である。              
 この観点にたち、本資料は、代表的な海岸保全施設である
護岸、堤防および離岸堤を対象として、各構造物の変状現象
の特性を把握し,変状減少の点検方法,評価方法,ならびに
対策の基本的考え方について検討を行ったものである。  


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