港湾技研資料

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電磁波照射による花崗岩内部の温度分布と破砕効果予測法の開発

港湾技研資料 NO.0558 1986.09

執筆者高橋英俊,石原弘一,梅谷登志文,篠原丈人
所属機材部 (特殊作業船開発室)

要旨

 電磁波砕岩における岩盤の温度分布をシミュレーションに
よって予測し、実測した岩盤強度の低下と温度上昇との関係
から、大型ポンプ船による浚渫実績がある圧縮強度1000
?f/平方糎以下になる体積を破砕量として評価する手法を
開発した。また、この手法を用いて直径10m、深さ10m
の花崗岩岩盤に対する破砕量の予測を行った。この結果は、
次に示すとおりである。                
1)温度上昇は、照射電力及び照射時間の増加によって大き
くなる。また、同じ照射エネルギ(照射電力×照射時間)な
らば照射電力が大きい場合の方が温度が高くなる。    
2)破砕量は照射電力及び照射時間の増加に伴って増加し、
同じ照射エネルギ(照射電力×照射時間)では、照射電力が
大きい方が破砕効率が高くなる。            


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