港湾技研資料

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海上出入貨物調査に基づく船舶O−Dの推計

港湾技研資料 NO.0563 1986.09

執筆者住田公資
所属設計基準部

要旨

 船舶の動向はミクロ的にはレーダー観測、航空写真の解析
などで把握もでき、またマクロ的にはアンケート調査等の方
法がこれまで用いられている。しかし、船舶の動向を全国的
にとらえらることは難しく、船舶のO−Dの実態も確固たる
ものがないのが現状である。              
 本研究は、この船舶動向の解析の基礎となるべき船舶のO
−Dについて、港湾調査の1つである『船舶及び貨物調査票
』より捕らえられる海上輸送貨物のO−Dから、港湾統計に
いうところの甲種港湾を対象に、総トン数100t以上の船
舶のデータを解析し、船舶O−Dを推計したものである。 
 また、得られた船舶O−Dは貨物積載船舶についてのもの
であるが、空船を含めた全船舶のO−Dを推計する計算法に
ついても提案する。                  


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