港湾技研資料

一覧へ戻る

均しブレード供用ドラグヘッドの浚渫特性

港湾技研資料 NO.0586 1987.06

執筆者岡山義邦,筌場和宏,中村裕二,鮎貝基和
所属機材部 (流体輸送研究室)

要旨

 ドラグサクション浚渫船の堀り跡形状は狭い直線であり、
非航式ポンプ浚渫船に比べはるかに荒い。また3ノット近い
速度で自航浚渫を行う関係上、仕上げ精度も荒くなり必然的
に仕上げ浚渫に要する時間も大きくなる。このドラグサクシ
ョン浚渫船の非能率的側面を改善するために、従来のドラグ
ヘッドに均しブレードを取り付け、初期浚渫(荒掘り)時に
仕上げ浚渫も一部兼ねる浚渫工法を採ることも一つの有効な
手段であると考えられる。               
 ここでは、従来のドラグヘッド両端に均し用ブレードを取
り付け、掘り跡形状、浚渫濃度、ドラグヘッド曳引抵抗等の
浚渫基礎特性が、従来タイプに比べてどのように変化するか
ということを調べている。さらに、均しブレード上の土砂の
流れの観察結果から均しブレードの有すべき基本的要件につ
いても明らかにしている。               


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.