港湾技研資料

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深層混合処理工法による改良地盤の耐震設計について

港湾技研資料 NO.0608 1988.03

執筆者稲富隆昌,風間基樹,大塚幸治
所属構造部 (振動研究室)

要旨

 セメント系深層混合処理工法による改良地盤の地震時挙動
を明らかにするため、地震観測、模型実験、数値計算を実施
してきた。本資料は、個々に報告した改良地盤の動的特性を
取りまとめ、改良地盤の耐震設計について報告するものであ
る。                         
 剛性が極めて大きく、質量が周辺地盤と同じ改良地盤に対
する地震動の影響は、周辺地盤の変形に伴う地震時土圧と共
に、改良地盤の自重に起因する地震力も無視できないことが
確認された。地震力は、改良地盤が周辺地盤によって拘束さ
れ、その挙動が周辺地盤によって強い影響を受けるため、改
良地盤と周辺地盤の動的相互作用を考慮して求めるものとす
る。設計法としては、地震力が支配的と考えられる場合の設
計法として確率され,経験によってその実績が裏打ちされて
いる震度法を用いるものとする。            


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