港湾技研資料

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埋立余水に関する工事例調査

港湾技研資料 NO.0609 1988.03

執筆者加藤英夫,安立重昭,竹内孝之,中村裕二,上原勝樹
所属機材部

要旨

 軟弱な粘性土等の浚渫・埋立を行う場合、漁業等に悪影響
を与えないよう余水吐等から流出する余水の水質に注意する
必要がある。当研究室においては余水の水質、特に濁りのも
ととなる浮遊物質(SS)の濃度の予測手法に関する研究を
行ってきた。この一環として濃度予測手法の資料とするため
埋立工事例を調査し、最終的に6港についてとりまとめた。
 調査はアンケート方式により行い工事期間、埋立地規模、
埋立地構造、ポンプ船運転条件、浚渫土質、余水・処理水濁
度、余水処理方法等について調べた。          
 この結果、各埋立地に関する上記の項目についての資料が
得られた。データを水面積負荷と余水濁度で整理すると、各
埋立地それぞれの特性の違いが明らかになった。凝集剤を使
用していない事例の濁度実測データは浚渫土砂中央粒径を代
表土粒子径として計算した半完全押出モデルと完全混合モデ
ルの計算結果のほぼ間にあった。            


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