港湾技研資料

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水平引込式アンローダの港湾荷役調査事例

港湾技研資料 NO.0610 1988.03

執筆者山谷弘幸,木村一郎,中島忠男,中園嘉治,秋園純一,竹内孝之
所属機材部 (作業船研究室)

要旨

 公共ふ頭において稼働している陸揚専用の港湾荷役機械の
一つである水平引込式アンローダについて、その荷役状況お
よび荷役能力の実態を調査した。            
 調査対象としたアンローダは、石炭800t/hアンロー
ダと石炭315t/hアンローダである。前者については2
〜6万DWT級の船舶を対象に4回、後者については5千D
WTおよび2万DWT級の船舶を対象に各1回ずつ調査を行
った。                        
 調査結果から、アンローダの待機・中断の事象およびその
原因を体系的に分類できた。またオペレータの熟練度、ハッ
チ、船型、品目。日程などの条件はいずれも機械効率に対し
ては大きな影響を与えないことがわかった。さらに800t
/hアンローダと315t/hアンローダでは機械効率はそ
れぞれ0.6前後,1.28〜1.47であり大きな差があ
ったが,それは主としてつかみ効率の差によるものであった
。また荷役効率は,それぞれ0.3〜0.5と0.9〜1.
0であった。                     


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