港湾技研資料

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沿岸波浪観測年報(1986)

港湾技研資料 NO.0612 1988.03

執筆者小舟浩治,亀山豊,成田明,菅原一晃,後藤智明,橋本典明
所属水工部 (海象観測研究室)

要旨

 1970年以来、運輸省港湾局では関係機関の相互協力の
下に、日本全国の沿岸海域における波浪観測を実施してきた
。本資料は、1986年1月から12月までの1年間に全国
35地点において取得された波浪観測資料の統計解析結果お
よび高波の発生要因となった気象じょう乱を取りまとめたも
のである。                      
 1986年1年間の年間平均有義波高は、各観測地点とも
累年平均値とほぼ同程度であった。月平均有義波高は、発達
した南岸低気圧の通過が頻繁であった3月に太平洋沿岸で、
また、11月には北日本を中心とした強い冬型気圧配置によ
り北日本の日本海沿岸で累年平均値よりやや高い値となった
。                          
 1986年に最大観測有意義波を更新した地点は、深浦港
と釜石港の2港であった。               


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