港湾技研資料

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1987年千葉県東方沖地震による千葉港周辺地域の液状化等について

港湾技研資料 NO.0616 1988.06

執筆者井合進,浦上武,武藤善敬,菊地正樹
所属構造部

要旨

 1987年12月17日午前11時8分、千葉県東方沖に
震源を有するマグニチュード6.7の地震が発生した。この
地震により、千葉県内の臨海部の埋立地において液状化が発
生した。そこで著者らは、千葉港周辺の臨海部を対象として
液状化の発生状況の調査を実施した。この調査により、以下
に示す事項が明らかになった。             
(1)今回の地震による液状化発生の事実は、京浜・京葉地
  区においても液状化が発生し得ることを改めて確認する
  ものである。                   
(2)今回の地震による地震動の強さは、液状化発生に必要
  なレベルの境界点にあった。            
(3)海底面において、液状化の発生を示す痕跡が発見され
  た。                       
(4)千葉港船橋西部地区岸壁(−10m)において,地震
  前後の鋼管矢板応力およびタイロッド張力が測定された
  。                        


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