港湾技研資料

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国内貨物流動における港湾貨物の特性(農水産品編)

港湾技研資料 NO.0653 1989.06

執筆者大野正人,夏海松子,金子彰
所属計画設計基準部 計画基準研究室

要旨

 港湾の物流機能が我が国の物流の中で占める位置や、港湾
の物流と各産業との結び付きなどを明かにするため、全国貨
物純流動調査および陸上出入貨物調査のデータをもとにし、
農水産品について我が国の中の貨物の流動特性を細かな品目
毎に整理した。この結果、我が国の農水産品の流動において
は港湾所在市区郡を発地または着地としている貨物が比較的
多く、港湾所在市区郡が農水産品の流動において大きなウエ
イトを占めていることが分かった。また、この貨物のうち、
実際に港湾を経由した貨物であると考えられるものが予想以
上に多く、我が国の農水産品の流動において、すでに港湾の
物流機能が深く関わっていることが確認できた。さらに、品
目毎に港湾と関係の深い産業・業種を整理した結果、港湾が
,その物流機能を通じて幅広くいろいろな産業に貢献してい
ることが明らかになった。               


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