港湾技研資料

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コンクリート部材の温度ひびわれ発生の簡易予測法の適用例

港湾技研資料 NO.0664 1990.03

執筆者清宮理,野口孝俊,横田弘
所属構造部 構造強度研究室

要旨

 コンクリート港湾構造物は大水深化に伴い大型化、急速施
工化が進んでいる。その結果、部材の厚さが大きくなり、一
回のコンクリート打設量も増大し、温度応力によるひびわれ
の発生が問題となってきている。コンクリートを大量に使用
するこのような構造物では、部材の温度履歴や発生応力を事
前に検討し、温度ひびわれの制御を行うことが重要である。
 本資料では、マスコンクリートの簡易温度応力解析法であ
るSchmindt法とCompensation Lin
e(Plane)法を用いて各種のパラメーター解析を行い
、温度応力の発生に影響を与える要因を調べた。また壁−床
構造物を対象に温度応力解析を実施し、計算結果と現場計測
の結果との対比を行い、解析手法の妥当性や精度の検証を行
った。                        


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