港湾技研資料

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植物体(ヨシ)による浄化能力の検討(その2)−ヨシ原の粗度効果とにごりろ過作用の水路実験−

港湾技研資料 NO.0667 1990.03

執筆者細川恭史,三好英一,古川恵太,堀江毅
所属海洋水理部 (海水浄化研究室)

要旨

 水生植物(ヨシ)には、栄養塩の吸収、けん濁粒子の吸着
・ろ過などの自然の浄化能力(リビングフィルター効果)が
あるといわれている。栄養塩の吸収などといった内面的浄化
能力については研究が進められているが、けん濁粒子のろ過
作用といった外面的浄化能力についての研究例は少ない。 
 そこで、ヨシの持っているけん濁粒子の除去能力を利用し
、リビングフィルターを適用した場合の基礎的な実験を行っ
た。本研究では、二次元水路にアクリル棒の人工ヨシを植え
込み、ヨシ原内の流速測定実験、ヨシの粗度効果実験、およ
び、流下水に塩ビ粉をけん濁させた除濁効果実験を行い、ヨ
シ原の外面的浄化能力の検討をしている。        


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