港湾技研資料

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疑似三次元地盤モデルによる地震応答計算の沈埋トンネルへの適用

港湾技研資料 NO.0696 1991.03

執筆者清宮理,野口孝俊,長廻幹彦
所属構造部 構造強度研究室

要旨

 沈埋トンネル,パイプラインなどの長大な埋設構造物の耐
震設計では,従来,地盤として構造物軸方向沿いの表層地盤
のみを対象になされてきた。表層地盤が三次元的に複雑な形
状をしていたり埋設構造物が三次元的に広がりを持つ場合に
は,変位法や二次元多質点系モデルなどの従来の方法を直接
適用できない。そこで三次元にも適用できるように表層地盤
を平板,質点およびバネに置換した数値計算モデル(疑似三
次元地盤モデル)を今回整備した。このモデルの性質を調べ
るため簡単なモデルを対象に,地震波の入射方向,伝播速度
,境界条件などを変数にして試計算を行った。また,実規摸
の沈埋トンネルが溺れ谷に建設されることを想定して試計算
を行い,従来耐震設計に使用されている方法と比較し,本方
法の適用性の検討を行った。              


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