港湾技研資料

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水辺のプロムナ−ドの骨格デザインに関する研究−イギリスとフランスの事例を中心にして−

港湾技研資料 NO.0703 1991.03

執筆者上島顕司,斎藤潮,加藤寛
所属計画設計基準部 計画基準研究室

要旨

 日本の港湾・海岸部においては,著名な海岸のプロムナ−
ドの数は少ないうえ,現在盛んである河川のプロムナ−ド整
備にしても,護岸のペインティングやカラ−タイルの使用と
言った表層を対象とするデザインが多い。そこで,フランス
及びイギリスにおいて既に評価を得ている著名な水辺のプロ
ムナード(海岸,港湾,河川港近傍に出現するプロムナード
)をMICHELINから抽出し,プロムナードの骨格を形
成する1)周辺構成要素 2)組合せ 3)延長,4)分節
距離等の要素についてそのパタン,特性等を明らかにした。
その結果,英仏においては,?プロムナードは前面に砂浜の
あること,若しくは港を起点とすることが多い,?快適で安
全な歩行を担保する為に完全な歩車分離がなされる,?極端
に長い延長は少なく,600m程度が平均である,?テラス
,階段,緑地,ビューポイント等によって空間を分節してお
り,その間隔は300mを1単位としていること,等を明ら
かにした。                      


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