港湾技研資料

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現場締固め再現装置の試作と2、3の実験

港湾技研資料 NO.0711 1991.06

執筆者八谷好高,上中正志,佐藤勝久,深海正彦
所属土質部 滑走路研究室

要旨

 本資料は、今回試作した現場施工機械による締固めを室内
で再現できる装置(現場締固め再現装置)を用いた転圧試験
の、現場の転圧状況に対する再現性について検証したもので
ある。                        
 ローラーを使用した現場での転圧の状況は、室内で行う突
き固め試験によって必ずしも把握できないことが認識されて
いる。この現場での転圧状況を再現することを目的として今
回開発した現場締固め再現装置は、縦130?、横90?、
高さ90?の土槽を使用して転圧試験が可能となっている。
転圧方法は3種類、すなわち、タイヤローラー、マカダムロ
ーラー、振動ローラーによるものが再現できる。     
 砂質土を使用して、この装置による室内転圧試験と、山形
県庄内空港で実施した現場転圧試験を比較した結果、今回開
発した現場締固め再現装置が有効であることが確認できた。


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