港湾技研資料

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捨石マウンドの表面形状の評価およびそれに基づくケーソン底版の発生応力の検討

港湾技研資料 NO.0764 1993.09

執筆者石原弘一,横田弘
所属計画設計基準部 設計技術研究室

要旨

 港湾構造物の大水深化に伴い、捨石マウンドの均し作業の
機械化が進められている。機械的しされた捨石マウンド表面
の不陸は人力による本均しマウンドよりも不陸が大きいため
に、構造物の設計の際にはその影響を見込んだ設計を行う必
要がある。                      
 本研究では、捨石マウンドの表面形状とケーソン底版に与
える影響について調査し、以下の点を明らかにした。   
1)捨石マウンドの表面の不陸はランダムに分析するもので
はなく、1/fゆらぎと呼ばれるある種の規則性を有してい
る。                         
2)捨石マウンドの不陸の分布が1/fゆらぎの特性をもつ
とすると、不陸の分布がランダムであるとす場合よりケーソ
ン底版に生じる曲げモーメントがかなり小さくなる。   


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