港湾技研資料

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沿岸域の飛沫に関する現地調査−津田における現地観測結果とアンケート調査結果−

港湾技研資料 NO.0784 1994.09

執筆者村上和男,山田邦明,西守男雄
所属海洋水理部 (汚泥処理研究室)

要旨

 本報告書は、沿岸域の飛沫の実態を把握するために、香川
県の津田港において実施した飛沫量分布の現地調査、および
アンケート調査結果について述べたものである。     
 本研究において、飛沫の発生に関係すると思われる波・風
・潮位等の自然条件を測定するとともに、沿岸域の飛沫分布
の測定を月1回の頻度で約3年にわたって行い、飛沫分布と
自然条件との関連を把握した。また、飛沫の平面分布から、
どのような対策が飛沫軽減に有効かの検討を行った。さらに
、アンケート結果から、飛沫量分布と沿岸域に住む住民の被
害意識との相関を求めた。               
 以上の結果から、沿岸域の飛沫量は、重回帰分析により風
速と風向によって算定できることが示された。また、地域住
民のアンケート調査結果から、住民の被害意識の程度と年間
の塩分付着量との関係が示された。           


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