港湾技研資料

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コンクリートオーバーレイにおける付着工法の改善

港湾技研資料 NO.0797 1994.12

執筆者八谷好高,梅野修一
所属土質部 滑走路研究室

要旨

 コンクリート舗装上にコンクリートによる付着オーバーレ
イを実施する場合の付着工法の改善について報告している。
オーバーレイ厚が既設版との付着程度に影響され、薄層化を
図るためには付着率を確保しなければならないことを示した
。そのためには、既設面にショットブラストを施工するとと
もに、溝を設けて、セメントペーストを塗布する方策が有効
であることを室内試験と試験舗装によって明らかにした。室
内試験からは、水セメント比の小さいセメントペーストを用
いること、施工時には既設版を乾燥状態とすることが上下層
の付着を高めるために効果的であると認められた。また、実
工事においては既設版の周辺のみならず内部にも溝を設ける
と構造上有利になることが、試験舗装の結果から認められた
。                          


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