港湾技研資料

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再生材・高強度石灰安定処理材の空港舗装への適用性

港湾技研資料 NO.0804 1995.06

執筆者八谷好高,工藤隆志,塩見雅樹,万波一朗
所属土質部 滑走路研究室

要旨

 舗装の解体に伴って発生する再生材料ならびに高強度化を
図った石灰安定処理材といった、従来空港舗装には使用され
ていなかった材料の空港舗装路盤材としての適用性について
、室内試験と試験舗装によって検討している。室内試験から
は、再生材料が下層路盤材としての規定を満たすこと、適切
に配合設計した高強度石灰安定処理材が上層・下層路盤材と
しての規定を満たすことがわかった。試験施工からは、石灰
安定処理上層路盤は粒度調整砕石上層路盤と、再生クラッシ
ャラン下層路盤は通常クラッシャラン下層路盤と同等の構造
性能を有することが認められた。以上のことから、今回調査
研究の対象とした再生材と高強度石灰安定処理材については
空港舗装の路盤として適用できるものと結論づけられる。 


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