港湾技研資料

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種々の海洋環境下におけるコンクリート中への塩化物イオンの浸透に関する一考察

港湾技研資料 NO.0810 1995.09

執筆者濱田秀則,R.N.Swamy
所属構造部 材料研究室

要旨

 本研究の目的は、海洋環境の様々な部分に暴露されたコン
クリート中への塩化物イオンの浸透過程および浸透量につい
て考察することである。コンクリート中の塩分含有量は、コ
ンクリート内部の鉄筋の腐食の開始、腐食の規模および速度
を支配する主要な要因の一つである。様々な海洋環境下にお
けるコンクリート中の塩分含有量に関しては、これまでに多
くの研究データが得られている。しかし、それらを記述して
いる文献は広範囲にばらついており、またそれらの文献が取
り扱っている変数も多様であるのが実情である。     
 本研究は、これまでに多くの研究論文中において示されて
きた海洋環境下におけるコンクリート中の塩分含有量のデー
タを総合的に取りまとめ、それを基に海洋環境下におけるコ
ンクリート中への塩化物イオンの浸透過程および浸透量につ
いて考察するものである。               


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