港湾技研資料

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兵庫県南部地震による港湾施設の被害考察 (その2)被害状況 −港湾荷役施設−

港湾技研資料 NO.0813 1995.09

執筆者藤本健幸
所属機械技術部 機械作業システム研究室

要旨

 神戸港の荷役機能は兵庫県南部地震によってほぼ100%
壊滅といってよいほどの被害を受けた。地域社会経済への影
響を生じた被害としては、釧路沖地震による穀物および石灰
用アンローダの被害が過去にあるが、コンテナクレーン55
基を持つ国際物流の中枢である基幹港が長期間の機能停止に
至ったのは世界的にも初めてのことである。本報告ではコン
テナクレーンを中心に地震による被害状況をまとめた。被害
の特徴はケーソン岸壁の海側への移動による最大3.7mも
の脚間の拡大による脚の座屈である。          


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