港湾技研資料

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再生アスファルト混合物の基本的性状

港湾技研資料 NO.0836 1996.06

執筆者八谷好高,梅野修一,中村健,野田工
所属土質部 滑走路研究室

要旨

 舗装の解体工事等に伴って発生する材料(発生材)の再利
用化が社会的に強く要請されているが、空港の舗装に関して
は技術基準として整備されるに至っていない。コンクリート
がらの空港舗装下層路盤としての適用性に引き続いて、アス
ファルトコンクリートの空港舗装への再生利用についてその
基本的考え方を取りまとめた。             
 今回は、アスファルトコンクリート再生骨材を一般的な市
中のプラントから入手し、これに通常骨材、再生用添加剤、
アスファルト等を配合することにより、再生加熱アスファル
ト混合物を製造して、それらの基本的性状を室内試験により
調べた。これらの混合物は、再生骨材使用率を最大で40%
とし、空港舗装の表層、基層、上層路盤を対象としている。
実施した試験は、混合物のマーシャル試験、曲げ試験、ホイ
ールトラッキング試験のほか、混合物から回収したアスファ
ルトの物理・化学的性状試験である。          
 再生骨材使用率を30,40%とした場合の再生加熱アス
ファルト混合物に関する一連の室内試験結果を総括して、空
港舗装への適用方針をまとめた。            


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