港湾技研資料

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軽量混合処理土の三軸試験結果と考察

港湾技研資料 NO.0845 1996.09

執筆者湯怡新,土田孝,竹内大輔,鏡田昌孝,西田登
所属土質部 土性研究室

要旨

 港湾・海洋環境を対象とした軽量混合処理土の強度及び変
形特性について、三軸試験機を用いた室内試験により検討し
た。軽量混合処理土は浚渫粘土に軽量材料(気泡または発砲
ビーズ)とセメント固化材を混合した新しい地盤材料であり
、水面下で打設した場合に水圧が作用することを想定し、ま
だ固まらない間に海水を満たした容器内で圧力を作用させて
28日間養生した。このように圧力養生した軽量土供試体に
対し、養生圧力と等しい背圧をかけた状態で有効拘束圧を0
.2〜3.0kgf/cm2の範囲に変え非排水圧縮試験を
行った。                       
 次に、上載荷重によって生じる水平方向への土圧変化を調
べるために、側方変位を生じさせない三軸Ko圧密試験を実
施した。圧密降伏応力を越えない範囲での鉛直応力の増加は
水平応力の増加につながらないことと、圧縮変形が非常に小
さいことが実験的に確認された。            


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