港湾技研資料

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空港滑走路のすべり抵抗性

港湾技研資料 NO.0846 1996.09

執筆者梅野修一,八谷好高,藤倉豊吉,横田弘
所属土質部 滑走路研究室

要旨

 空港舗装のすべり抵抗性は、航空機の安全運行を確保する
上で重要な要素であり、特に舗装面が湿潤状態となっている
ときに大きな問題となる。そのため、滑走路の降雨時におけ
る排水性を高めるために、グルービングが設けられている。
しかし、航空機の着陸により舗装面にタイヤゴムが付着する
と、グルービングの効果は小さくなることが懸念される。こ
の滑走路のすべり抵抗性については、車両形式の装置による
すべり摩擦係数として国際基準が定められているが、実際の
測定値は使用する装置や測定時の環境等の影響を受けること
が知られている。                   
 本研究では、空港滑走路の湿潤状態時のすべり抵抗性につ
いて実態調査を行うとともに、測定値に対する影響因子につ
いて考察を加えた。さらに、操作性に優れた小型試験装置の
適用性についても検討した。              


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