港湾技研資料

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海岸保全施設の改良・更新事例集

港湾技研資料 NO.0848 1996.09

執筆者中島晋,横田弘,関根好幸,山道広人
所属計画設計基準部 設計技術研究室

要旨

 近年、老朽化、パブリックアクセスに代表される親水性機
能の要請、地震・台風に対する安全性の向上などに対応する
ため、海岸保全施設の改良・更新を実施する事例が増してき
ている。既設の構造物の改良・更新を行うにあたっては、新
規に建設する際には考慮されないさまざまな制約条件下での
設計・施工となり、現行の築造基準などでは十分に対応でき
ない場合も多い。今後の海岸保全事業を効率的に実施するた
めには、海岸保全施設の経済的・効率的な改良・更新技術の
体系化を図ることが急務である。            
 このような背景から、改良・更新における技術課題の抽出
を目的に、平成7年度に海岸保全施設の改良・更新事例の調
査を実施し、全国の運輸海岸における海岸保全施設の内、護
岸、堤防、突堤、離岸堤、胸壁、水門、陸閘の7種類の施設
について452事例を収集した。            
 本資料は、これら事例を整理し、298事例の構造物標準
断面図、改良内容、改良理由などを事例集としてとりまとめ
たものである。また、収集事例に関して簡単な分析を行い、
改良・更新の実態について考察を行った結果もあわせて報告
する。                        


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