港湾技研資料

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全国貨物純流動調査を用いた産業間貨物流動の構造分析

港湾技研資料 NO.0849 1996.09

執筆者吉松正浩,村田利治,奥田薫
所属計画設計基準部 計画基準研究室

要旨

 港湾貨物をはじめとする貨物の流動は、産業の生産活動、
企業や個人の消費活動において、生産と消費が位置と時間に
おいて異なることから空間的・時間的移動が必要とされるこ
とにより生じる。したがって、貨物流動の構造を分析するた
めには生産及び消費における貨物の発生、中間投入、消費等
とその流動を的確に把握する必要がある。        
 一般の輸送統計は、輸送機関ごとに利用された貨物の品目
別輸送量を示す統計であり、輸送トリップ毎の発着地などを
知ることはできるものの、前述のような分析に必要とされる
貨物の発事業者、受け事業者に関する情報を得ることができ
ない。運輸省では、貨物そのものの動きを捉えるため、製造
業などの事業所に対してアンケート調査を実施してきた。こ
の調査を貨物純流動調査と称しているが、同調査の結果等を
用いて、産業間の貨物の動きを解析した。        


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