港湾技研資料

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三大湾の港湾貨物の背後流動距離特性の分析

港湾技研資料 NO.0868 1997.06

執筆者岡野秀男,長部静之,渡部富博,村田利治
所属計画設計基準部 計画基準研究室

要旨

 近年の産業・消費構造あるいは港湾整備の進展に伴い,港
湾を経由する貨物は,品目,輸送形態,流動範囲などが少な
からず変化してきている.こうした状況に的確に対応した港
湾の整備・運営を行っていくためには,基本となる貨物の流
動状況を正確に把握しておく必要がある.
 本研究では,港湾取扱貨物が集中し我が国の経済に対する
影響が極めて大きな三大湾(東京湾,伊勢湾および大阪湾)
に焦点を当て,平成4年に行われた指定統計「陸上出入貨物
調査」のデータをもとに,港湾を経由する貨物の背後地域と
の結びつきを,流動距離により分析した.分析にあたっては
,三大湾の湾別の港湾貨物の平均流動距離及び,背後地域へ
の流動距離分布について,品目別,湾別等の解析を行った.
また,貨物の仕出地・仕向地と最も近い距離にある港湾(最
短距離港湾)と,実際の利用港湾との関連についても検討を
行った.


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