港湾技研資料

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液状化による構造物被害予測プログラムFLIPにおいて必要な各種パラメタの簡易設定法

港湾技研資料 NO.0869 1997.06

執筆者森田年一,井合進,Liu Hanlong,一井康二,佐藤幸博
所属構造部 地盤震動研究室

要旨

 強震時の港湾構造物の挙動シミュレーションや地盤応答解
析を行うため,筆者らは液状化による構造物被害予測プログ
ラムFLIP(Finite element analysis of LIquefaction 
Program) の開発に携わってきた.本プログラムは,せん断
に関する応力−ひずみ関係については,任意方向のせん断面
に対して仮想的な単純せん断が発生するものとして,これら
のせん断面に対するモデルを,過剰間隙水圧の発生について
は,塑性せん断仕事の関数として与えるモデルを,それぞれ
構成則として取り入れている.よって,FLIPを用いて解
析を行う場合,種々のパラメタが必要であり,そのパラメタ
設定には,FLIPの解析理論に対する相応の習熟が必要と
されてきた.そこで,本報告では,これらのパラメタの簡易
な設定方法を検討することとした.
 結論をとりまとめると以下の通りである.
  1)パラメタの標準的な設定方法を示した.
  2)標準貫入試験のN値から簡易的にパラメタを設定する
方法を示した.


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