港湾技研資料

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信頼度を与条件とした船舶諸元

港湾技研資料 NO.0911 1998.09

執筆者赤倉康寛,高橋宏直
所属計画設計基準部 システム研究室

要旨

港湾施設の設計において,対象船舶の諸元は大きな条件の一
つである.対象船舶とは,当該施設を利用すると想定される
船舶のうち最大のものである.対象船舶が事前に特定される
場合には,その諸元を用いて設計すればよい.対象船舶が事
前に特定されない場合,対象船舶の船種と規模(DWT / GT)
から船舶諸元を算定しなければならない.その際,船舶規模
に対して,信頼度をどこに設定するかは,その港湾施設の性
格,使用される状況,自然環境等により決定されるべきであ
る。
本研究は,対象船舶の船種と規模から任意の信頼度による船
舶諸元を算定する方法を提案し,信頼度を与条件として排水
トン,全長,垂線間長,型幅,型深,満載喫水,風圧投影正
面積(満載状態/バラスト状態),風圧投影側面積(満載状
態/バラスト状態)を算定したものである.なお,本研究で
用いた船舶データは主にLloyd's Register of Ships (1995.
6)である。


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