港湾技研資料

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セパレート支持方式弾性浮体の動揺挙動実験

港湾技研資料 NO.0930 1999.03

執筆者石見剛,白石悟,HeshamAliZienElDin
所属構造部 海洋構造研究室

要旨

 浮体橋梁には,分離支持方式あるいはセパレート支持方式
と呼ばれる,複数個のポンツーンを水面に並べて,それを浮
き基礎として架橋する形式のものがある.浮体橋梁のように
長大な梁状浮体については,波浪中の動揺解析において浮体
を弾性体として取り扱う必要がある.そこで,本資料におい
ては,このセパレート支持方式の浮体橋梁模型を弾性体とし
て取り扱った動揺挙動実験および動揺数値シミュレーション
を行い,以下の成果を得た.
(1)波浪中のセパレート支持方式弾性浮体の波浪中におけ
る動揺について,梁体の剛性,波周期,波向,浮体長,ポン
ツーン数等の要素が与える影響を明らかにした.
(2)波浪中のセパレート支持方式弾性浮体について,ポン
ツーンに作用する波力,鉛直方向運動に対するラジエーショ
ン流体力(付加質量および減衰係数)の流体力学的相互干渉
効果の影響度を明らかにした.


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