港湾技研資料

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揺脚式コンテナクレーンの大規模地震時の挙動に関する模型実験

港湾技研資料 NO.0959 2000.06

執筆者江頭隆喜,山本俊介,田邊俊郎,菅野高弘,柏崎昭宏,田中剛,巽裕一郎
所属機械技術部 機械作業システム研究室

要旨

 兵庫県南部地震以降、重要なコンテナターミナルについて
、レベル2地震動を対象とした耐震性能を有することとなっ
た。これにより耐震強化岸壁に設置されるコンテナクレーン
についても、レベル2地震動を対象とした耐震性能を満たさ
なければならないが、レベル2地震動ではロッキング(脚の
浮き上がり)を起こす可能性がある。特に揺脚式のコンテナ
クレーンの場合、ロッキングを起こせば転倒する危険性があ
り、早急に対処する必要がある。
 そこで本研究では揺脚式コンテナクレーンについて縮尺1/
15の模型を使用した振動実験を行い、地震時の動的特性を検
討した。また模型の実験結果とクレーンを1質点として表現
した簡易モデル計算および3次元FEM非線形過渡応答解析の比
較を行い、耐震設計における適用性を検討した。


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