港湾技研資料

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大粒径アスファルト混合物の空港舗装への適用性に関する一検討

港湾技研資料 NO.0976 2000.12

執筆者?橋修,八谷好高,坪川将丈,阿部寛,松崎和博
所属土質部 滑走路研究室

要旨

 本研究では,骨材の最大粒径が25mm以上の大粒径アスファ
ルト混合物を空港アスファルト舗装の表・基層に適用できる
かどうかを検討するために,その基本的性状を室内試験と屋
外の試験舗装に対する試験によって評価した.
 各種試験の結果により以下の知見が得られた.
?大粒径混合物は通常の表・基層混合物よりも耐流動性が高
い.
?大粒径混合物の引張に対する破壊時ひずみは,常温域では
通常混合物と同等であるが,低温条件では通常混合物よりも
小さい傾向にある.
?大粒径混合物の疲労抵抗性は,通常混合物よりも多少劣る
傾向にあり,温度が低い条件及び最大骨材粒径が大きい場合
に顕著である.
?ここでは最大骨材粒径が30mmと40mmの大粒径混合物につい
て検討したが,30mmの混合物であれば他の性状をほとんど低
下することなしに耐流動性の高い表・基層を舗設出来るもの
と期待される.


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