港湾技研資料

一覧へ戻る

港湾地域における地震荷重の変動係数および荷重係数の評価

港湾技研資料 NO.0982 2001.03

執筆者米山治男,白石悟
所属構造部 海洋構造研究室

要旨

 港湾構造物および海洋構造物の現行設計法である許容応力
度設計法が限界状態設計法に移行されていくことを前提とし
て,信頼性理論に基づいて,既に地震荷重の変動係数および
荷重係数の評価を行っている.しかしながら,その後の地震
データの蓄積により基盤最大加速度を求めるための地震動の
距離減衰式の見直しが行われていること,また,設計震度の
地域区分の変更も行われたことに伴い,地震荷重の変動係数
および荷重係数を新たに算定し直す必要が生じている.
 そこで本資料では,近年までに蓄積された基盤最大加速度
データから日本の沿岸地域における地震荷重の確率分布関数
を推定して,港湾地点ごとあるいは設計震度の地域区分ごと
に地震荷重の平均値および変動係数について再評価を行った
.また,地震荷重の確率分布関数と重力式岸壁の破壊確率か
ら算定された目標安全性指標を用いて,限界状態設計法を適
用する際に必要となる設計震度の地域区分ごとの地震荷重の
荷重係数を新たに提示した


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.