港湾技研資料

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高分解能衛星データの活用法に関する研究

港湾技研資料 NO.0986 2001.03

執筆者吉村藤謙,高橋宏直
所属計画設計基準部 システム研究室

要旨

 人工衛星を用いた地球観測データは,これまで20年余りに
わたり多くの分野で利用されており,広域性や高頻度な撮影
機会など,他の情報収集手段にはない利点が,多くの研究事
例をとおして実証されている.
 これまで衛星データを用いた解析は,地上分解能が数キロ
メートルから数十メートルといったデータが用いられてきた
が,近年の軍事衛星技術の民間への解放により,地上分解能
が1mという高精度な衛星データの取得が現実のものとなり,
今までにない衛星データの利用が期待できるようになった.
 このような背景のもと,本研究では高分解能衛星IKONOSに
よって撮影されたデータの水平位置精度の確認と,従来のリ
モートセンシングでの環境解析手法をこの高分解能データに
適用し,その有効性を検証した.
 その結果,高分解能衛星のジオ画像について水平位置精度
の確認をおこない誤差の程度を確認できた.また,高分解能
衛星データに従来の環境解析手法の適用をおこなった結果,
従来の衛星データにはない情報が得られることが確認できた
.


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