港湾技研資料

一覧へ戻る

超音波空中発射式潮位計の開発

港湾技研資料 NO.0998 2001.06

執筆者永井紀彦,菅原一晃,清水康男,高山俊裕,小園みちる
所属水工部 海象調査研究室

要旨

 本資料は,距離が既知の多段反射板からの反射信号により
温度・距離補正を行う新たな方式を用いて水面測定の精度と
長期安定性の向上を実現させた空中発射式潮位計の開発につ
いて報告するものである.室内実験および実証実験を行い,
超音波空中発射式潮位計の適用性に関する検討を行った.
 ここで開発した超音波空中発射式潮位計は,以下の特徴を
備えている.
(1)多段反射板によるキャリブレーション(多段補正法)
(2)ゼロアップタイム検出法による最短経路に対応する信
号受信時刻を特定する手法
(3)超音波信号レベルの多重化による最適反射信号の採択
システム(マルチレベル法)の採用


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.