港湾技研資料

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我国沿岸の風観測結果に基づく風力エネルギーの試算

港湾技研資料 NO.0999 2001.06

執筆者永井紀彦,菅原一晃,佐藤和敏,川口浩二
所属水工部 海象調査研究室

要旨

 本資料は,風力発電立地を検討するための基礎資料とする
ことを目的として,全国沿岸域における風向風速観測記録を
とりまとめたものである.解析対象データとしては,1996年
から1999年までの4年間に,全国港湾海洋波浪情報網(ナウ
ファス:NOWPHAS:Nationwide Ocean Wave information netwo
rk for Ports and HArbourS)を通じて波浪観測データに付
随して収集された,全国28観測地点における2時間毎の風向
風速の観測結果を用いた.
 本資料では,各観測地点における風向風速の出現特性を季
節別・年別にとりまとめ,出現頻度表を作成した.さらに,
風力発電立地としての観測データのとりまとめを行い,観測
地点毎の風エネルギーと発電容量を検討した.その結果,洋
上における発電立地の有効性が認められるとともに,風力エ
ネルギーの大きい地域として,留萌・秋田・酒田などの日本
海北部沿岸域が抽出された.


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