フェリー、RORO船、コンテナ船などのユニットロード輸送は
、貨物輸送の経済性・効率性を高める輸送手段の一つである
とともに、環境への負荷が小さいことからモーダルシフトの
担い手として注目を浴びている。また、内航海運は各種の規
制緩和が進められ、輸送環境も大きく変化している。今後は
、こうした状況を踏まえて内貿ユニットロード輸送に関する
適切な政策を展開することが重要であり、そのための定量的
な分析が欠かせない。そこで、本研究は内貿ユニットロード
輸送に関する輸送機関別の品目や背後圏などの最新動向を把
握するとともに、輸送機関と輸送経路を同時に考慮した輸送
機関分担モデルの構築を行った。