国総研資料

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空港ターミナル及び空港アクセス道路の景観ポテンシャルに関する基礎的研究ー地域の価値向上のためのゲートウェイ空間整備手法の確立に向けてー

国総研資料 NO.0098 2003.06

執筆者吉村晶子,上島顕司
所属空港研究部  空港ターミナル研究室

要旨

空港ターミナル及び空港アクセス道路(以下、「ゲートウェイ空間」と呼ぶ。)
は、来訪者が当該地域の価値(イメージ)を決める「玄関」や「窓」、あるいは居
住者が地域の価値(イメージ)を形成するにあたって骨格となる重要な空間であ
る。その空間整備は地域固有の価値向上とともに周辺地域を含めた地域の活性化に
効果的に寄与、波及すると考えられる。しかし、このような観点からゲートウェイ
空間に関する整備や研究が行われたことはない。そこで、本研究においては、ゲー
トウェイ空間における景観的なポテンシャルに着目し、?地形図、地形解析ソフト
を用いて、日本全国の空港ターミナル及びアクセス道路の空間類型を抽出し、その
空間特性を把握するとともに、空間体験における課題を整理した。?さらに空港タ
ーミナル及びアクセス道路の図面分析、現地調査を行い、課題を抽出するととも
に、ポテンシャルの活用方策について提言した。本研究は、将来的なゲートウェイ
空間の研究にあたっての基礎的な位置づけとなるものである。

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