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東アジア内の旅客ODのクロスセクション分析及び時系列分析

国総研資料 NO.0131 2003.12

執筆者深澤清尊,石倉智樹,杉村佳寿,滝野義和
所属空港研究部  空港計画研究室

要旨

 近年,東アジアにおける航空市場の発展は著しく,航空旅客については全世界で
は毎年3%ほどの伸びであるのに対して,アジアでは5?8%もの伸びを記録してい
る.なお,IATAの予測によれば,2020年には世界の50%の航空市場を東アジアで占
めるとされている.アジアにおける経済発展が最大の理由だが,ひとつの要因とし
て挙げられるのは,香港,クアラルンプール,ソウル,上海などアジアの国際空港
の新設である.
本稿では東アジア内での航空ネットワークの変遷を調べるために,東アジア内の国
際線の空港間OD(Origin and Destination)表を作成した.OD表はICAOのデータ
をもとに,1985年,1990年,1995年,2000年の4断面としている.また,このOD表
から旅客流動のクロスセクション分析及び時系列分析を行った.本分析の成果は,
東アジアにおける航空需要ネットワークモデルの基礎資料ともなるものである.

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