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世界コンテナ船動静分析(2003)−コンテナ船寄港実績データと北米西岸の港湾ロックアウトの影響−

国総研資料 NO.0145 2004.03

執筆者舟橋 香,高橋 宏直
所属港湾研究部  港湾計画研究室

要旨

 本資料は,我が国のコンテナ港について,世界的な観点から評価するための基礎
資料として,コンテナ港の寄港実績を整理・分析したものである.世界のコンテナ
港への寄港回数,寄港船のTEU総計値,DWT総計値を算定し,これらを国別・港別に
整理した.その結果,日本はコンテナ船寄港実績において引き続き第1位であること
が明らかになった.また,大型コンテナ船寄港実績を整理した結果,第1位は中国で
あった.中国の伸びは著しく,2位以下の各国との差を拡大していることが明らかに
なった.
 2002年9月29日から10月9日まで,北米西岸では港湾ロックアウトが11日間続い
た.そこで,ロックアウトの影響を明らかにするため,北米西岸の主要港における
寄港実績を分析した.その結果,ロックアウト期間に入港したコンテナ船は,出港
するまでに要する日数が前年の約5倍かかることが明らかになった.

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