国総研資料

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東アジア・北米間輸送を中心とした北米大陸における国際貨物の背後流動に関する分析

国総研資料 NO.0191 2004.09

執筆者山鹿知樹,柴崎隆一,安間清
所属港湾研究部  港湾システム研究室

要旨

我が国における国際海上コンテナの背後輸送に関しては,鉄道や内航海運などを利
用した複数モードの連携によるマルチモーダル輸送の推進が必要とされている.ま
た,トラックによる陸上輸送に関しても,港湾と道路整備の連携によって,より効
率的なボトルネックの解消を行っていく必要がある.このような状況のもと,背後
輸送を含めた我が国のコンテナ貨物輸送政策について検討を行い,また,このよう
な検討に資するための世界的なコンテナ貨物流動予測モデルの開発には,諸外国に
おけるコンテナの背後輸送実態や,インフラの整備状況・将来計画などについて把
握しておく必要がある.
そこで本研究では,PIERSデータを用いて東アジア−米国間コンテナ貨物の米国内に
おける背後流動の分析を行うとともに,現地調査の結果やCFS(Commodity Flow 
Survey)データに基づき,北米西岸の主要港であるロサンゼルス港,シアトル港,
バンクーバー港について,関連するインフラ整備の状況や将来計画などを整理し,
輸送機関の分担状況や背後流動の状況を分析した.

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