国総研資料

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我が国製造業を支援するための港湾ロジスティクスハブのあり方に関する検討

国総研資料 NO.0199 2004.12

執筆者安部 智久,寺田浩祐
所属港湾研究部  港湾計画研究室

要旨

グローバル経済下において,企業は様々な戦略で競争力の強化を図っており,世界
規模での最
適立地を図りつつ,顧客満足の向上をめざしている.このためのマネジメント手法
として,企業
はサプライチェインマネジメント(SCM)等のグローバルロジスティクス戦略の導入
を図ってい
る.しかしこの結果,我が国企業の生産拠点はアジア地域内で分散し物流が複雑化
する中で,よ
り高い水準の物流サービス(輸送リードタイム削減,輸送頻度増大,価値付加機能
等)を必要と
するという困難に直面している.
国際物流拠点である港湾はその立地を生かし,ロジスティクスハブとして機能する
ことで,こ
のような問題を軽減し製造業のグローバルロジスティクス戦略を支援する可能性を
有している.
本資料では港湾ロジスティクスハブに求められる機能を抽出し,アンケート調査等
によりグロー
バルロジスティクス戦略の実態や実際の企業ニーズを踏まえた上で,我が国製造業
企業の競争力
強化を支援するための港湾ロジスティクスハブ戦略等について考察を行った.

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