国総研資料

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港湾のエプロン舗装の性能照査に用いる載荷重の作用回数の設定

国総研資料 NO.0285 2006.03

執筆者小澤敬二,北澤壮介
所属港湾研究部  主任研究官

要旨

本資料は, 港湾のエプロン舗装の設計に用いる載荷重の作用回数を,取扱貨
物量及び荷役の状況に基づいて設定する方法を提案するものである。ここ
で,載荷重とは荷役機械による荷重のことであり,検討対象としたのは,港
湾のエプロンの主要な舗装形式であるコンクリート舗装とアスファルト舗装
である.本検討では,載荷重の作用回数の設定方法を提案し,その方法に基
づいて舗装の試設計を行い,従来の設計との比較を行った.なお,載荷重の
作用回数の設定にあたっては,長尾らが桟橋上部工の荷役機械荷重に対する
疲労限界状態の照査のために提案した各種荷役機械のモデル荷重及び作用回
数の考え方を準用した.また,舗装の試設計においては,舗装設計施工指針
(日本道路協会)に準拠し,設計供用期間における作用回数に対するコンク
リート版厚及びアスファルト舗装厚について検討した.
本資料に提案した方法を用いることにより,荷役機械荷重の作用回数を考慮
したエプロン舗装の設計
が可能となる

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