国総研資料

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港湾と背後地域における間接被害を含めた津波被害波及過程及びその評価方法

国総研資料 NO.0306 2006.06

執筆者岡本 修,小田勝也,熊谷兼太郎
所属沿岸海洋研究部  沿岸防災研究室

要旨

大規模地震・津波発生の切迫性が指摘されており,特に港湾においては海岸
保全施設の防護ラインの外側に位置することから,これまで十分な津波対策
を行っていないことによる問題が顕在化してきている.
  そこで,本研究では,港湾における津波防災について,過去に港湾で発生
した津波による被害をまとめ,津波被害波及過程図を作成した.また,モデ
ル港湾を対象とした浸水・漂流シミュレーション及び直接・間接被害を含め
た津波被害額の推計を行うとともに,今後講じていくべき津波対策の方向性
について検討を行った.
  これらの結果は,今後,港湾管理者や国の直轄組織,及び港湾に関係した
全ての者が津波対策を検討していく際の基礎資料となるものである.

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