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東京湾臨海部におけるエネルギー消費量の推計に関する調査

国総研資料 NO.0308 2006.06

執筆者石田崇,鈴木武
所属沿岸海洋研究部  沿岸域システム研究室

要旨

エネルギーを多く消費するエネルギー転換部門と産業部門は,施設の多くが
臨海部に集中している.臨海部においてエネルギー消費削減に取り組んでい
くため,東京湾を対象に,産業部門,業務部門,家庭部門,エネルギー転換
部門におけるエネルギーの消費量を既存の統計データを基に推計した.
東京湾臨海部における4消費部門合計のエネルギー消費量は約2兆3500億MJに
達し,エネルギー転換部門が最も多かった.次いで産業部門が多く,業務部
門と家庭部門の消費量は少なかった.都県別には千葉県が最も多く,次いで
神奈川県で,この2県でほとんどを占めていた.
また,臨海部におけるエネルギー消費の動向をみる参考とするため,臨海部
に立地する主要な業種である鉄鋼,化学,エネルギー,輸送機器を対象とし
て,主要企業のエネルギー消費量の動向あるいはエネルギー消費量削減の取
り組みを,公開資料をもとに整理した.どの業種においても,概ね業界の自
主目標に準じたエネルギー消費量削減が達成されている.

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