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船舶の主要諸元の基準に関する研究

国総研資料 NO.0309 2006.06

執筆者高橋宏直,後藤文子,安部智久
所属港湾研究部  港湾計画研究室

要旨

係留施設,航路等の港湾施設を計画・設計する場合に,対象船舶の船長,満
載喫水等の諸元は重要な条件となる.ここで,対象船舶を特定できる場合に
はその船舶の諸元を条件とすることができる.しかしながら,現実的には対
象船舶の種類と規模(DWT or GT)程度の条件しか与えられず,この条件から
様々な手法により船舶の諸元を推計せざるを得ない状況である.
こうした状況に適切に対処するために,日本の「港湾の施設の技術上の基
準・同解説」では,船舶の諸元データを統計解析し,船舶の種類ごとに,船
舶の規模に応じた船長,船幅等の諸元値を提示している.
本論文は,「港湾の施設の技術上の基準・同解説」の改訂(2006年予定)に
向けて,国土交通省国土技術政策総合研究所港湾研究部港湾計画研究室にお
いて実施した統計解析による船舶諸元に関する研究成果および「船舶の主要
諸元に関する基準(案)」を提示している.

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